地域で働く・
地域で暮らす
株式会社AKALAは、障がいをもつ方々が一般就労の形で地域社会で働くために設立した会社です。
これまで、NPO法人縁の利用者さんは、就労継続支援B型と生活介護を通じて多くのことを経験し、学んできました。利用者さんもまた、学びから得た知識やスキルを財産に、「次は、自分たちが地域に貢献する番だ」と考えていました。
そこで、障がいを持つ方々をAKALAのスタッフとして迎え入れ、自らが障がい者の支援者として就労B型と生活介護の利用者さんを支えてもらっています。障がいがあっても、「あたりまえ」に地域で暮らし、働ける。AKALAはそれを証明し、地域の一員として活躍する姿を発信する場所です。
「AKALA」の由来
「AKALA」は、ハワイ語で”太陽”という意味を持つ言葉。太陽は、自ら輝いて地球のすべてを平等に照らしてくれています。
私たちにとって、障がいをもつ人々はそんな太陽のような存在。
「これからも私たちを明るく照らしてほしい」「太陽のように明るい人生を送ってほしい」という願いが込められています。
株式会社AKALAの想い
AKALAのスタッフとして、福祉を支える立場に
AKALAでは、障がいを持つ方がアルバイトスタッフとして一般就労をしています。働く場所は、1階に多機能型事業所「niko」、2階にグループホーム「GREEN HOUSE」、3階に屋上菜園を持つ大型施設。スタッフには、「niko」の支援者として、就労支援B型の利用者さんと一緒にパンやお弁当作り、清掃などの作業を行いながら、利用者さんの手助けやアドバイスをしてもらっています。自ら障がいを持ちながらも、福祉を支える立場で月日を過ごすうちにできることが少しずつ増えていき、大きく成長した姿を見せてくれるようになります。
就労支援と生活支援の一体化で、力を発揮
支援者として1階で一般就労をしながら、2階ではグループホームの利用者としてサポートを受けながら共同生活を送ることもできます。「働く場所」と「住む場所」が一つになっていることで、彼らを見守る支援者の配置にも余裕が生まれ、事故などのリスクも最小限に抑えることができます。家から就労場所までの移動時間も必要ないため、パン作りなどの日々の作業も時間をかけて進めることができ、利用者さんが本来持つ力を発揮しやすくなります。
地域の一員として、持てる力を還元
地域の一員になるということは、その地で働くことだけを指すのではありません。例えば清掃や防災などの自治会活動を地域の人と協力して行うことも大切。AKALAでは、そこで暮らす人とたくさんの交流を持ち、自分たちの持てる力を地域に生かして積極的に関わっていくことを大切にしています。
地域は、彼らが生まれ育ち、毎日を過ごしてきたかけがえのない場所。その地域に恩返しをすることで、住民の皆さんとのあたたい絆が深まり、生き生きと暮らせる居場所になっていくと考えています。
親亡き後も安心して暮らす
障がいのある方の多くは、親御さんと一緒に暮らしています。しかし、親御さんは一生そばにいてくれるわけではありません。「親亡き後」を考えることが、とても大切です。
障がいのある人たちが親御さんから自立して地域で暮らすには、さまざまな困難もあります。例えば、ゴミ捨てのルールを守ることもその一つ。しかし、地域の人々に彼らの困難を理解してもらえるようにサポートすることで、地域の方々が解決策を提案してくれたり、助けてくれたりするようになります。
AKALAのスタッフとなった彼らは今、親元を離れ、ともに暮らす仲間と上手に調和を保ち、新しい家族を作りあげ、楽しくほほえましい日々を送っています。自ら地域に関わりを求め、つながりを広げていく姿も見られます。助け合えば、地域で暮らしていける。グループホームで暮らす姿を見るたび、そう実感しています。
地域を誰より愛している彼らが、地域に受け入れてもらい、生まれ育った地域を離れることなく安心して生涯を過ごす。 AKALAのように、「働く」「暮らす」をトータルでサポートできる仕組みが日本中にあれば、障がいのある方がもっと地域で暮らしやすくなるはず。そんな福祉のあるまちを、AKALAから広げていきます。
会社名 | 株式会社AKALA |
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責任者 | 竹内加奈子 |
住所 | 神戸市東灘区魚崎中町3-592-3 1階 |
電話番号 | 078-777-5676 |
事業内容 |
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